こんにちはまりもです。
2020年6月から日本の高配当株投資を始め、投資歴3年目を迎えたサラリーマンです。
月5万円の配当金GETを目標に、日々勉強をしながら日本の高配当株投資を続けております。
まだまだ株式投資についてはわからないことばかりで、失敗もありますが、配当金は少しずつ増加中です。
(2020年は3,882円、2021年は16,900円/年の配当金をGET!※金額は税引き後)
そんな失敗の記録や成長の過程を残す意味でも、当サイトでは毎月購入した銘柄や購入の経緯を全て公開!
本記事では、2022年5月末時点のY!ファイナンス高配当利回りランキングをもとに、3.75%以上(税引き前)の銘柄の中から、新規購入した銘柄や購入に至った理由を公開しています。
あくまでも個人の意見となりますのでよろしくお願いします。
ちなみに当サイトにおける日本の高配当株の選定基準は次のとおりです。
高配当株の選定基準
- 対象市場 : 東証プライム・東証スタンダード・東証グローバル
- 対象基準 : 税引き前3.75%以上(税引き後3%)
- 抽出時期 : 各月末
それでは今月も眠っている優良な銘柄がないか探していきましょう!
目次
全体指標(2022年5月30日時点)
5月30日時点での日本の全体指標です
- 日経平均株価 27369.43
- 日経平均高配当株50指数 40849.15
- 日経高配当50 ETF配当利回り 4.27%
- TOPIX 1922.44
- 円/ドル 127.69円
【東証プライム市場】新規登場高配当株銘柄
東証プライム市場で配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数は434社ありました。
その中で2018年2月以降、初めて高配当株となった銘柄は71社。
かなりの数なので、売上高、EPS、営業利益率、営業CFなど重要な指標をチェックして深堀する企業を次の12社に絞りました。
新規登場銘柄
※銘柄をクリックするとYahoo!ファイナンスのページに移動します。
【東証プライム】pickup高配当株銘柄
ざっと目を通した中で、気になった銘柄を深堀していきたいと思います。
[9072]ニッコンHD (陸運業) 配当利回り4.72%
2022年3月期の業績・財政状態
- 売上高:1982億円
- 営業利益率:9.85%
- 1株あたり純利益:224.41円
- 配当金:69円
- 自己資本比率:64.4%
ホンダ車をメインに完成車の輸送や、部品調達物流を行なっている会社です。
コロナまでは売上、EPSとも順調に伸びてきていましたが、コロナによって売上・EPS共に減少。
コロナ前は10%以上あった営業利益も、コロナ後は9%台に落ちています。
そこから徐々に回復はしているものの、コロナ前の売上、EPS、、営業利益ともコロナ前の成績を超えられていません。
今季は売上、営業利益率、EPS共に過去最高を目指していますが果たして…。
PERが8.57倍、PBRが0.62倍と市場からもあまり期待されていないようです。
ただ、財務は問題なく、営業CFも伸びています。
陸運業のセクターは[9142]九州旅客鉄道(株)しか持っていないので、セクター内の分散の一角として保有しても悪くないかなと思っています。
購入するにしても、過去10年で2度も減配しているのでザ・景気敏感株なので購入数は抑えめにいしたいですが。
[6454]マックス(機械) 配当利回り4.07%
2022年3月期の業績・財政状態
- 売上高:740億円
- 営業利益率:10.14%
- 1株あたり純利益:128.38円
- 配当金:64円
- 自己資本比率:76.1%
複写機内蔵綴じ機やホッチキス、建築作業用くぎ打ち機で国内首位の会社です。
こちらもコロナによって売上・EPS共に減少しましたが、昨年は売上、EPS、営業利益とも過去最高。
しかし、原材料価格の高騰や物流コストの上昇による、資材の調達や供給面での制約があり、今季は減益を予想、中期経営計画も見直されています。
ただし、先期から配当性向を40%から50%に上げ、配当金も64円と大幅UP。
過去に減配もなく、株主還元意欲は高く感じられます。
財務も自己資本比率76.1%以上と高く、財務に全く問題は感じられません。
コスト高の影響で利益がどこまで悪化するか注視する必要はありますが、ポートフォリオに加えても全く問題ない企業かなと思います。
その他の企業について
その他の企業については次のとおりです。
[2676]高千穂交易(配当利回り5.7%)は、利益のブレが大きく、いわゆるザ・景気敏感の卸売業セクター。
先期は大幅な増配をしましたが、今後も増配が続くとはあまり考えられません。
卸売業セクターについては5大商社株(伊藤忠・丸紅・三井物産・住友商事・三菱商事)を保有していれば十分かなと思い、購入を見送りました。
(丸紅と住友商事は保有していませんが…)
[4041]日本曹達(株)、[4095]日本パーカライジング(株)、[4206]アイカ工業も、景気敏感株と言われる化学のセクター。
私のポートフォリオが化学セクターの割合が6.9%と若干多く(旭化成、バルカー、ラサ工業、三菱ガスを保有)、今後5%くらいまで抑えたいので、しばらく化学セクターの購入は見送りです。
[7943]ニチハ、[9678]カナモトは建築関連の景気敏感株の上、コロナ前から営業利益率が減少傾向。
原材料価格の高騰や物流コストの上昇により、さらに厳しくなると予想し購入は見送りました。
[7226]極東開発工業(株)は今季、会社が減収減益を予想しており、購入を見送りました。
[6482](株)ユーシン精機、[4687]TDCソフト(株)は記念配を含んだ配当利回りのため、通常は配当利回り2%程度と高配当株とは言えず除外。
プライム市場で気になった銘柄の深堀は以上です。
気になった企業は、[9072]ニッコンHDと[6454]マックスぐらいですかね。
やはりどの企業も原油高による影響で利益確保が厳しそうです。
【東証スタンダード】新規登場高配当株銘柄
東証スタンダード市場で配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数は228社ありました。
その中で2018年2月以降、初めて高配当株となった銘柄は53社。
その中で深掘りしてみたいと思った高配当株銘柄は次の4社です。
※銘柄をクリックするとYahoo!ファイナンスのページに移動します。
【東証スタンダード】pickup高配当株銘柄
ざっと目を通した中で、気になった銘柄を深堀していきたいと思います。
[4752](株)昭和システムエンジニアリング (情報・通信) 配当利回り4.26%
2022年3月期の業績・財政状態
- 売上高:64.6億円
- 営業利益率:9.47%
- 1株あたり利益:95.07円
- 配当金:32円
- 自己資本比率:55.6%
証券業務を中心としたシステム開発会社で、データ入力や受託計算、ソフト開発などを行なっています。
売上はここ数年横ばいとなっていますが、EPS、営業利益率は増加傾向。
営業利益率が10%以上欲しいというのが正直なところではありますが、増加傾向ということで大目に見ます。
配当金も増加傾向にあり、2017年の減配は前の年が記念配を含む配当金だったため、実質減配は一度もありません。
前期も増配をしていますが、PERが7.62倍、PBRが0.83倍と市場から全く評価されていないかわいそうな企業です。
株価がここ数年全く伸びていおらず、バリュートラップ感はありますが、少し購入してみようと思います。
その他の企業
その他、気になる銘柄であげた、[4832]JFEシステムズ(株)は前から気になってはいるのですが、PBRが1.52倍と高めなのが気になっています。
収益・財務と全く問題ないので、市場からもう少し見放されるのを期待しつつ様子見です。
[9057]遠州トラック(株)、[9029](株)ヒガシトゥエンティワンは共に陸運業のセクターで明らかな景気敏感株。
過去の業績は全く問題ないのですが、陸運業というセクターがどういう値動きをするのかあまりわかっていなので、今後様子見していきます。
【東証グロース】新規登場高配当株銘柄
東証グロース市場で配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数は3社ありました。
その中で2018年2月以降、初めて高配当株となった銘柄は次の2社。
新規登場銘柄
[3477]フォーライフは営業CFが度々赤字、[9251](株)AB&Companyは2021年に上場したばかりと、どちらも私の高配当株ポートフォリオには必要ない銘柄でした。
本記事のまとめ:今月の新規購入銘柄
今月は次の3社の株を購入しました。
6月新規購入銘柄
- [9072]ニッコンHD 8株購入
- [6454]マックス 12株購入
- [4752](株)昭和システムエンジニアリング 25株購入
今回は飛びつきたくなるほど割安!という感じでもなかったので様子見程度の購入です。
高配当株への投資資金の約3%ほどの購入でとどめました。
米国市場もまだまだ不安定が続きそうなので、もっといい買い場が来ると個人的には思って(期待して)います。
その時のために、今は現金をそれなりに持っておく戦法です。
来月以降も同様に新規高配当株を探していきますので、今後も引き続きよろしくお願いします。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。